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千手観音立像

  • 千手観音立像
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樟材による一木造りで像高211.2cmの大きさをほこり、平安時代後期でも早い時期に作られたものと思われます。像は樟材の一木造りで、頭部は小さな宝髻(ほうけい)を結び、天冠台(てんかんだい)を彫り出し、垂髪(たれかみ)は束ねて耳から両肩の天衣にかかるように彫り出されています。顔は張りが強く、切れ長の眼に小振りの鼻、唇が表現され、全体に童顔にまとめられています。また、肩からかかる条帛(じょうはく)、天衣には軽やかな流を見ることが出来ます。合掌手(がっしょうしゅ)は臂(ひじ)のところからつけられていて、千手観音独特の脇手は扇状の板に半肉彫りに刻まれ、光背風に作られています。その特徴から古様な仏像で、平安時代後期でも早い時期に作られたものと考えられています。
昔、母乳の出が悪い母親がここの湧水でお粥を炊いて食べたところ、よく出るようになったという伝説から、別名「乳の観音」とも呼ばれています。

場所 豊前市挾間1406