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豊前について

福岡県東部の街

福岡県の東部に位置し、大分県までは車で10分。人口約26,000人の小さな街が福岡県豊前市です。春は祭りの季節が訪れ、「お田植祭」をはじめ五穀豊穣・天下奉平を祈願する神事が各地で行われます。梅雨頃には地元の方々やボランティアにより植えられた約15,000株のアジサイが見ごろを迎え「あじさい祭」が開催されます。県内最大級を誇る求菩提キャンプ場の麓にある河川プールや畑の冷泉は夏の避暑地におすすめです。山々が色付き始める頃、国の重要無形民俗文化財に指定された豊前神楽が地域の各神社で奉納され、市内のいたるところから聞こえるお囃子が秋の訪れを知らせます。冬は海の幸のおいしい季節。濃厚な甘みの豊前本ガニや豊前海一粒かきは、豊前の冬の味覚として愛されています。

パワースポット求菩提山

かつて一山500坊といわれた豊前修験道の聖地、求菩提山(くぼてさん)。標高は782m。登山初心者から上級者まで楽しめる山として人気があります。山内には山伏たちの修行の場や生活の跡が多く残り、平成13年には国の史跡に指定されました。麓の産家集落・鳥井畑集落は、石積みの棚田など日本の原風景が残り、平成24年に「求菩提の農村景観」として国の重要文化的景観に選定されました。また、森林浴の持つ「癒し」の効果が科学的に認められた森林セラピー基地としても認定されており、毎年春と秋にセラピー体験イベントが開催され、森の中でのヨガや写経、アロマ体験などを行うこともできます。

豊潤な豊前海

豊かな恵みをもたらす豊前海。遠浅の地形で、潮の干満差が大きいため広大な干潟が発達。豊前の山々から流れ出るミネラルなどの大地の栄養が海を育みます。1年を通じて豊富な魚種が水揚げされ、夏には「ハモ」冬には人気の「豊前海一粒かき」「豊前本ガニ」など四季折々の魚介を楽しむことができます。平成28年6月には、豊前海の幸が味わえる新名所「うみてらす豊前」がオープン。1階には獲れたての魚介が並ぶ漁協直売所「四季旬海」、2階には人気の漁師食堂「うのしま豊築丸」が移転オープンし、連日賑わいを見せています。

伝統を引き継ぐ

春先に求菩提山の中宮で行われるお田植祭をはじめとして、八屋祇園・宇島祇園・松江祇園など1年を通じて沢山のお祭りが今もなお地域の人たちによって受け継がれています。市内6つの神楽講(岩屋・山内・黒土・三毛門・大村・中村)により伝承されている豊前市の岩戸神楽は、平成28年に豊前神楽として国の重要無形民俗文化財に指定されました。秋には五穀豊穣(ほうじょう)を感謝する舞として市内各地区の神社で奉納され、いたるところからお囃子が聞こえます。