感応楽
大富神社では春の「神幸祭(じんこうさい)」、夏の「名越祭(なこしさい)」秋の「御供揃(ごくぞれえ)祭」と三つの大祭があり、中でも最も規模の大きいものが春の神幸祭です。この神幸祭(八屋祇園)の時に隔年で奉納されるのが「感応楽」です。
感応楽は天地感応楽・国楽とも呼ばれています。舞の中心になるのは、中楽六人と団扇使二人で、団扇使は上裃(かみしも)に菅(すげ)笠、角団扇をもち楽の指揮をとります。中楽は前垂、ヘラの皮の腰蓑(こしみの)、赫熊(しゃぐま)をつけ、締太鼓を胸の前に抱え、背に幣を立てるという出で立ちで、中心的な役割を果たします。お囃子は笛・鉦で構成され、この他に読み立て・丸大団扇持ち、汐水取り、さらに側楽(がわがく)(花楽)として中楽と同じ服装で子供達が参加します。
中央に幣をたてて、団扇使い、中楽を内側に、側楽・囃子と三重の円陣を組んで、中楽は撥を大きく振りあげ太鼓を打ち鳴らし、激しい動きを通じて神と感応する、という舞楽です。
場所 | 大富神社、住吉御旅所、 四郎丸地区の各神社 |
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開催日 | 4月30日・5月1日(隔年) |